ゴールデンウイークももうすぐ終わり。
今年は子どもが風邪をひき、家でゆっくりのゴールデンウイークに。
けれど、だんだん調子が良くなってくると、
テレビを見続けたりして時間を持て余している様子。
「そうだ」と思いつき、この機会に、
子どもと一緒にカラーヒストリーをやってみることにした。
カラーヒストリーは、色で自分の歴史を辿って行くアートセラピーの一つ。
なにも難しいことはなく、昔の自分に遡って、その時の感覚を色で表現していくだけ。
どんな表現でも、自分の内から湧き出てきたものなので、
何となく描いたものでも、何を表しているのか瞬時に理解することができるのだ。
子どもも退屈だったのか珍しく乗り気になったので、
よし!と始めてみることに。
「さあ、じゃあタイムマシーンに乗って昔に行ってみよう!」
と、アートセラピーとしてこのワークをやる時にはこんなことはしないが、
子どもの気持ちを盛り上げるため、何となく誘導瞑想っぽい流れでスタート。
「タイムマシーンに乗ってどんどん昔へ行ってみよう。
ピューーーン、、、どんどん昔に、、、
ヒュルルルーーー、、、あっ、ここはお母ちゃんのお腹の中だ。
お母ちゃんは、お母ちゃんのお母さんのお腹の中。
どんな感じかな?感じた色や形を描いてみよう。」
子どもは、何だか不思議な顔をしていたが、
さあ、描いてみよう!と、構わず画用紙を渡す。
そして、子どもが描いた絵が冒頭の一枚。
「メリーゴーランドに乗っているみたいだね。」
と、感想を言うと、
「まあまあ面白かったよ。」
との答え。
何だか、テレビのアニメで見たことのあるボール玉っぽいな、
とも思いながら、まあ面白かったのならいいか、
と、今度は自分が描いた絵をまじまじと眺める。
うーーん、、、かなり強烈な表現が出てきたので、
これは、自分の中だけでそっと閉まっておくことにしよう。
それにしても、胎児の時の記憶なんて覚えていない
と、思っているが、
その時の自分を感じ、感じたままを表現して出てきたものは、
色、形、全てを自分の深いところで理解することができる。
そして、そうだったねと、自分を再認識することになる。
なかなかすごいぞ、カラーヒストリー。
さて、せっかくなのでもっとやってみよう!
と、いうことになり、またまたタイムマシーンへ。
「どのくらい昔に行く?」と聞くと、
「恐竜時代。」と子ども。
本題からはズレるが、まあいいか。
いざ!恐竜時代へGO!!
恐竜時代に思いを馳せながら、
恐竜といえばアンモナイトかな、
と、一枚描く。
絵心ないな、、、(苦笑)
そして、子どもに「陸も描いて!」と言われ、
もう一枚。
先日、ある恐竜博士のお話をお聴きする機会があり。
その時に、恐竜たちがどんな色をしていたのかまだわかっていない
ということをはじめて知ったのだけれど、
今まで、灰色や茶色と思っていた恐竜たちが、
カラフルな色を身に纏っていたかもしれない、、、
と想像したら、物凄くワクワクしてしまった。
こんな色だったかな、、?!と想像しながら描いてみた。
そして、子どもが描いた恐竜時代は海の中。
色々な生き物がいっぱい。
みんな楽しそうだ。
予定外の昔に遡ってしまったけれど、
久しぶりにカラーヒストリーをやってみたら、
改めて自分の奥深い部分が知れて、驚いてしまった。
さて、次はいつの時代へ行こうかな。
三木 沙織