これは、名古屋のご当地グルメ。
名古屋飯のひとつ、「あんかけスパゲッティー」である。
なぜあんかけスパゲティーなのかというと、
先週名古屋へ滞在し、骨格スタイル分析の勉強会へ参加した時、
勉強会の先生が「北海道からようこそ名古屋へ!」と大変労ってくれ、
せっかく名古屋に来たのならと、ランチに連れて行ってくださったのだ。
醤油のようなソースのようなベースでピリリと辛いあんに、
野菜や赤ウインナー(懐かしい)のスライスがたっぷり入った
スパゲッティーを絡めていただくと、
なんだか昭和の味がしてノスタルジィーを感じてしまった。
名古屋飯から話は変わって、
骨格スタイル分析というのは、一人一人の骨格を細かい触診で分析し、
それぞれ生まれ持った体格と相性がいいスタイリング術を
総合的にご提案していくメソッドである。
一番特徴的なのは、その人の嗜好や目指すイメージが
その人の似合うタイプではなかった場合、
タイプを活かしながらも、その人のなりたいイメージに近づける方法を
理論的にご提案できるという手法があるところ。
私が札幌に移住した2013年に協会が設立し、
百貨店などの商業施設でもアドバイスできる人が少しずつ増えているそうだ。
私は、カラーアドバイスの他に、
その方の顔型や体型のラインをあるタイプに分類して
それぞれのラインのタイプに合った服のデザインやシルエットを
アドバイスさせて頂いていたのだけれど、
ある時から、お一人お一人のタイプをもっと理論的に捉えて、
なおかつその人の好みや目指すイメージも反映できるような
そしてそれが似合う理論としてしっかり成立するような
(なんだかややこしい言い回しだな)
そんなアドバイスができるようになりたい、と思うようになった。
なんでもそうだけど、どんなものも進化していくので
やはり自分が提供していくものに必要だと思うものは
どんどん取り入れていく必要がある。
そして今あるものと新しいものを融合させながら、
日々自分も進化していきたいと思っている。
そうでないと、自分が持っているものが少しずつ硬くなり
風の通りが悪くなってしまうし、硬くなってしまうと
時代の流れや変化をキャッチできなくなると思うのだ。
もちろん、このメソッドをご提供できるようになった時には、
今まで似合うラインのアドバイスをさせて頂いた方にお声がけして
しっかりフォローアドバイスをさせて頂こうと思っている。
そんな訳で名古屋だったのだが、
幾つかあった東京開催の方はどうにもこうにも日程が合わず、
もろもろの都合を調整しながら何とか参加できるかも!
と決めたのが名古屋だったのだ。
名古屋はいつも新幹線で通過するだけだったのだけど
これもきっと何かのご縁なのかもしれないな、、と
土地勘ゼロの不安を若干抱きつつ名古屋入りし、
まず最初に向かった先は宿泊先のゲストハウス。
なんと一泊2900円!ありがたい価格である。
20~30代は、勤めていた百貨店の長期休みになると
リュックとカメラバックを背負い
(マニュアルの一眼レフで写真を撮るのが趣味だった)
ユースホステルを泊まり歩いた。
何人かでお部屋を共有するドミトリーには慣れていたものの
ゲストハウスは初体験。少しドキドキ、、
二段ベットの一つをあてがわれ荷ほどきをし、
キッチンダイニングのある共有スペースへ。
机に向かって勉強していると、
隣では何か模型のようなものを作っている外国人の方がいたり、
コンビニで買いこんだものを広げてパーティしているカップルさん達がいたり。
いろいろな国の人達がいろいろなことをしていた。
ゲストハウスは基本素泊まりで、ご飯はつかないのだけれど、
そこはやっぱり名古屋である。
朝起きてキッチンに行くと。
パンやクラッカー、山盛りのあんこにバター!
淹れたてのコーヒーがカウンターの上に用意されていた。
名古屋の喫茶店では、
コーヒーを頼むとあんこトーストが付いてくることがある
と聞いていたことがあるけど、ここでもなのか!
サービス精神が旺盛で素晴らしいなぁ、、と感心しながら
しっかりいただきました。
ごちそうさまでした。
そして、勉強会のある会場へ向かって歩いていると、
中心街の真ん中、道路に沿って緑豊かな大道り公園がある。
テレビ塔もあって、街並みが札幌に似ているような。
なんだか妙に馴染み感を感じてしまった。
今回の滞在期間中は、全く観光する時間はとれなかったけれど
(次回は試験なのでほぼとんぼ帰り)
いつかゆっくり観光にきて、名古屋城も見て
名古屋飯をた~くさん食べて!
と、帰りの飛行機の中でひたすら夢想にふけるのだった。
三木 沙織